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【保険のプロが解説】事故で保険を使わない・使うの判断方法まとめ

事故を起こした時は事故の大小にかかわらず自動車保険の任意保険や車両保険を使うことができます。自動車事故で保険を使うか使わないかは相手と自分の補償金額が決定してから自分で決めることができます。

結論を先に書くと、事故の等級ダウンで増加する保険料と補償金額を比較して補償金額の方が安かったら保険を使わないほうが得になります。

例えば軽い事故(小さい事故)の場合は自動車保険を使わないほうが得になることがあります。事故で保険を使うと通常3等級ダウン、小さい事故で1等級ダウンするので等級割引がなくなり保険料が上がります。

実際にアップする保険料と修理代から判断できますので詳しく説明していきます。

事故を起こすと任意保険の等級がダウンして保険料が上がる

自動車保険には等級というものがあり、新規で加入した時は6等級からスタートして1年間無事故であれば1等級ずつ上がっていきます。これは自動車事故でも125cc以上のバイク(二輪車)でも同じです。

最大20等級まであり等級が上がることに保険料の割引が上がるので保険料が安くなります。

しかし、事故を起こして保険を使うと普通に事故で3等級下がり、小さい事故で1等級下がります。また等級が変わらない事故もあります。

【保存版】車両保険の補償範囲・補償内容・補償金額まとめ

事故内容と等級への影響の詳細

事故の種類 事故の内容 翌年の等級
3等級ダウン事故

(通常の事故)

  • 相手を死傷させて対人保険を使った
  • 車同士の事故で対物保険を使った
  • 当て逃げにあった
  • 自分の車の修理や乗り換えで車両保険を使った
3等級ダウン
3年間 事故有等級
1等級ダウン事故

(小さい事故)

  • 火災、爆発、水害にあった
  • 車の盗難や落書きにあった
  • 飛び石での窓ガラスの破損を車両保険で修理した
1等級ダウン
1年間 事故有等級
ノーカウント事故

(等級影響なし)

  • 搭乗者のケガで人身傷害保険や搭乗者傷害保険を使った
  • 125cc以下の原付バイク事故で保険を使った(ファミリーバイク特約
1等級アップ
無事故等級等級影響なし

保険を使うと事故有等級が適用され保険料が通常より上がる

事故で自動車保険の任意保険や車両保険を使うと等級がダウンするだけでなく、等級の割引率が通常の等級ではなく事故有等級となり、同じ等級でも保険料が通常の事故無等級よりも高くなります。

この事故有等級が適用される期間は、3等級ダウン事故で3年間、1等級ダウン事故で1年間保険料がアップします。

等級 無事故 事故有
1等級 +64%
2等級 +28%
3等級 +12%
4等級 △2%
5等級 △13%
6等級(F) △19%
7等級(F) △30% △20%
8等級 △40% △21%
9等級 △43% △22%
10等級 △45% △23%
11等級 △47% △25%
12等級 △48% △27%
13等級 △49% △29%
14等級 △50% △31%
15等級 △51% △33%
16等級 △52% △36%
17等級 △53% △38%
18等級 △54% △40%
19等級 △55% △42%
20等級 △63% △44%

※表は横スクロールできます

表の「+」は割増を「△」は割引を表しています。事故無等級よりも事故有等級のほうがどの等級でも割引率が大幅に低く設定されているのがわかると思います。

  • 割引率が低い=保険料が上がる

なので、事故を起こした場合は

  • 「等級ダウンによる割引率の低下」+「事故有等級による割引率の低下」

となり通常の等級よりもかなり保険料が高くなります。

事故で保険を使わないほうが良いパターンと判断方法

事故を起こした時に自動車保険を使うか使わないかを判断するのは保険を使った場合に値上げされる保険料と修理費用を比較してどちらが安いかで判断します。

事故で保険を使うか使わないかの結論は、

  • 「値上げされる保険料 > 修理費用」であれば保険を使わないほうが得
  • 「値上げされる保険料 < 修理費用」であれば保険を使わないと損

となります。

比較する保険料には注意が必要で下記の内容で比較します。

  • 保険を使った場合の保険料
  • 保険を使わなかった場合の保険料

自動車保険は事故を起こしても保険を使わなければ(保険料の請求をしなければ)等級は翌年度は1等級アップして割引率があがります。

もし保険を使うと3等級ダウンまたは軽度な事故で1等級ダウンするので割引率が下がり保険料があがります。

実際に保険を使った場合はどれくらい保険料がアップするのかは自分でも計算できますが、どれくらい保険料が上がるのかは保険会社に試算を依頼するとすぐに算出してくれますので依頼してみるのがおすすめです。

そのため小さい事故の場合は保険を使わないほうが得になる場合もありますで事故を起こしたら冷静に計算してみるのが賢い方法です。大きな事故の場合はほとんどの場合は保険を使わないととても補償できないので保険を使う以外の選択肢はありません。

古い車であれば最低限の部分だけ修理または修理しないでそのまま乗って数年たったら新しいクルマに乗り換えるのも1つの方法です。

自動車保険を使う場合でも保険料を安くする方法

もし、値上げされる保険料 < 修理費用となり自動車保険を使うと決めた場合は保険料が高くなります。しかし保険料は少し工夫をするだけで大幅に安くでき、保険を使った場合でも保険を使わなかった場合と同じかそれより安い保険料にすることができます。

結論を先に書くと、保険料が安い自動車保険に乗り換えることです。

今自動車保険に加入する人のほとんどが使用している無料で使える自動車保険の一括見積もりサービスを利用することで事故を起こして等級がダウンした状態で一番保険料が安い保険会社を調べて乗り換えることができます。

同じ条件でも保険料は保険会社によって大幅に変わるので、少し手間ではありますがこの方法を利用することで事故をしなかった場合と同じかそれ以下の保険料にすることができます。

無料で使えるので使わないのはもったいないです。利用料は完全無料で約5分で見積もり結果が出てくるので絶対に利用したほうがいいです。900万人以上の人が利用して保険料を大幅に安くできている実績があります。

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武中
保険料の安い保険会社を探すには「実際に見積もってみる」しかありません。新規の場合も現在任意保険を契約中でも一括見積りの金額を比較して保険会社を選ぶことで無駄な保険料の支払いを節約して「確実に保険料を安く」できます。2022年今現在この方法以外に完全無料で保険料を効率的に下げる方法は存在しません。私達保険のプロも競合他社の保険料を調べるために毎日活用している唯一保険のプロとして自信をもって紹介できる方法です。

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